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フルーツで食卓彩る カット技術でよりおいしく - 東京新聞


キウイとマンゴーとモモの盛り合わせ。技術が上がってきたら、「花びら」(中央)や、「バラ」(左下)などの飾り切りにも挑戦したい=東京都新宿区のタカノフルーツパーラー本店で

キウイとマンゴーとモモの盛り合わせ。技術が上がってきたら、「花びら」(中央)や、「バラ」(左下)などの飾り切りにも挑戦したい=東京都新宿区のタカノフルーツパーラー本店で

 モモやマンゴーなど店頭にカラフルな果物が並ぶ季節。ホームパーティーや祝い事の食卓を美しく彩るフルーツのカッティングや盛り付けのテクニックを、老舗果物専門店で、タカノフルーツパーラーも展開する「新宿高野」本店の亀山隆之チーフ(46)=写真=に教わった。 (北村麻紀)

 今回は、旬の宮崎産マンゴーと国産のモモ(白桃)、ニュージーランド産キウイを素材に実演してもらった。

 用意するのは、果物などを切るのに家庭でも使われるペティナイフ。美しく仕上げるこつは、皮がついたままカットし、なるべく果肉に触れないこと。先に皮をむくと、カットする際に果肉に触れて指の痕が付き、鮮度が落ちたり、果汁が流れたりしてしまう。

 亀山さんは「見た目が美しくなるだけでなく、甘さと酸味のバランスや食感が変わり、果物を何倍も楽しめる。カット技術を知って余さず食べてもらえたら生産者も喜ぶ」と話す。

◆モモ

<1>皮付きのままへこんだ側から種に当たるまでナイフを入れ、種に沿うように一周切れ目を入れる

<2>両手でモモを持ち、切れ目に沿って優しくひねり二つに割る。種は刃先でくりぬく(写真)

<3>くし形に切り、皮をむく

<4>皮を皿に敷いて盛り付け

<!>くし形の皮は、彩りにも、盛り付けを崩さないシートにもなる

◆キウイ

<1>両端を切り落とし、皮付きのまま、好みの厚さで輪切りに

<2>皮と果肉の間に刃先を入れ、キウイを回しながら皮を切り離す(写真)

<3>果肉をいちょう切りか斜め切りに

<4>(2)の皮を筒状に立て、その底に(1)の切り落としの片方を、果肉側を上にして敷き、果肉を盛り付けてもいい

<!>(2)はナイフを動かさずキウイをまな板上で回転させるのがこつ。表面に凹凸がなく滑らかに仕上がる

◆マンゴー

<1>平らな楕円(だえん)形の種に沿って水平にナイフを入れ、両側の実と種部分の「三枚おろし」に

<2>実をまな板に立て、皮と果肉の間に刃先を入れてマンゴーを回しながら一周切り進める(写真)

<3>ナイフを少し深く入れてもう一周。これを繰り返し、実の中央に向かって徐々に皮をむいていく

<4>中央近くまでむいたら果肉を上に向けて寝かせ、ナイフを水平に入れ皮と切り離す

<5>果肉を斜めにカットし、(4)の皮を器にして互い違いに盛り付ける

<!>皮を破らずにむくには練習が必要。種の周りに残った果肉も、ソースなどに使える


 新宿高野はフルーツカットの動画をインスタグラムで公開中(マンゴーとモモは後日)。QRコードはこちら。

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June 25, 2020 at 05:32AM
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