
国連のグテーレス事務総長はウクライナを訪問し、8日、ゼレンスキー大統領と会談する予定で、今月18日に期限が迫っているウクライナ産の農産物の輸出をめぐる合意について話し合うとしています。
国連によりますと、グテーレス事務総長は7日、ポーランド経由でウクライナを訪問していて、8日には首都キーウでゼレンスキー大統領と会談するということです。
グテーレス事務総長のウクライナ訪問は、去年2月に始まったロシアによる軍事侵攻以降、3回目です。
ゼレンスキー大統領との会談ではウクライナ産の農産物の輸出をめぐる合意などについて話し合うとしています。
ウクライナ産の農産物の輸出をめぐっては、国連とトルコが仲介してウクライナとロシアが合意しましたが、今月18日に期限が迫っていて、ロシアは合意の履行は不十分だと主張し、延長に同意しない可能性も示唆しています。
これに関連して国連のハク副報道官は7日の会見で、グテーレス事務総長がロシアを訪問する予定はないと述べる一方、ニューヨークを出発する前にロシアのベルシーニン外務次官と電話で会談したことを明らかにしました。
また、来週には、合意の延長に向けスイスのジュネーブでロシアの政府代表団と国連との間で協議を行う予定だとしています。
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