
ミャンマー国軍にとって最重要行事とされる国軍記念日の式典が27日、首都ネピドーで開かれた。迷彩服の屈強な兵士らが行進するパレードの一方、観客席には色鮮やかな民族衣装を着た女性や軍服の学生の姿もあった。
ミャンマーでは2021年2月のクーデター後、国軍と民主派や少数民族武装勢力との闘争は泥沼化し、国軍は自分たちの立場を正当化することに躍起になってきた。観客席の顔ぶれには「広く国民から支持される国軍」というイメージを演出する狙いが見えた。
ネピドーの中心部から車で1時間ほど離れた会場までの道路脇には武装した兵士や警察官が並び、抵抗勢力の攻撃に備えて警戒の目を光らせていた。会場に入るゲートでは厳重なセキュリティーチェックが行われ、荷物の確認もあった。報道陣は事前登録した顔写真入りの身分証明を首から下げ、会場に持ち込めるスマートフォンの数も制限された。
今年の軍事パレードには兵士7750人が参加し、軍トップのミンアウンフライン最高司令官も出席した。クーデター以降、ミャンマーの国内情勢を知るすべは制限されており、式典は国軍の一端を見る機会になっている。【ネピドーで武内彩】
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