
ロシアは6月23日、ウクライナが米国から供与されたミサイルでクリミア半島を攻撃し、子ども2人を含む4人が死亡、151人が負傷したとし、米国に責任があると非難した。写真はロシア国防省。2022年9月、モスクワで撮影(2024年 ロイター/Shamil Zhumatov)
[モスクワ 23日 ロイター] - ロシアは23日、ウクライナが米国から供与されたミサイルでクリミア半島を攻撃し、子ども2人を含む4人が死亡、151人が負傷したとし、米国に責任があると非難した。
ロシア国防省によると、クラスター弾を搭載した地対地ミサイル「ATACMS」5発が使われた。うち4発は迎撃し、もう1発は空中で爆発したという。
ロシアが設置したクリミア当局によると、地元の人々が休暇を過ごしていたセバストポリ北側の海岸近くにミサイルの破片が落下した。
国防省は米国が偵察衛星の情報を基にミサイルの飛行座標を設定したと主張。「セバストポリ市民に対する意図的なミサイル攻撃の責任は、とりわけこれらの兵器をウクライナに供給した米国と、自国の領土から攻撃を実施したウクライナにある」と非難した。
その上で、ロシアはこの攻撃に対応すると強調した。大統領府はプーチン大統領が「軍と常に連絡を取り合っている」とした。
プーチン氏は米国がロシアの安全保障を損なうためにウクライナを利用していると繰り返し非難し、ロシアと北大西洋条約機構(NATO)が直接衝突するリスクの高まりを警告している。ウクライナや西側はロシアの主張を否定している。
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