旧ユーゴスラビアのコソボでセルビア系住民のデモ隊がNATO=北大西洋条約機構主導の平和維持部隊と激しく衝突して双方に多数のけが人が出ていて、治安の悪化が懸念されています。
コソボ北部で29日、アルバニア系の市長の就任に反発するセルビア系住民のデモ隊が、現地で活動するNATO主導の平和維持部隊と激しく衝突し、部隊は30人の隊員がけがをしたと発表しました。
ロイター通信によりますと、セルビア系住民50人余りもけがをしたほか、現地では30日にも複数の車が何者かに破壊されるなど治安の悪化が懸念されています。
コソボは2008年にセルビアから一方的に独立し、住民の多くはアルバニア系ですが北部ではセルビア系が多数を占め政府との対立が続いています。
コソボ北部では先月、セルビア系の住民が参加を拒否するなか行われた選挙でアルバニア系の市長が誕生し、今月26日にはこれに反発する住民が警察と衝突していました。
NATOは、多数の隊員が負傷したことを受け30日、コソボに追加の部隊を派遣すると発表したほか、EU=ヨーロッパ連合の外相にあたるボレル上級代表は、記者会見で自制を呼びかけていて、事態が沈静化に向かうか注目されます。
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