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プーチン大統領「テロはイスラム過激派が実行」「誰が命令したかに関心がある」 - 読売新聞オンライン

 ロシアのプーチン大統領は25日夜(日本時間26日未明)、モスクワ郊外のコンサートホールで起きたテロ事件に関する政府の対策会議で、テロは「イスラム過激派によって実行された」と明言した。犯行声明を出したイスラム過激派組織「イスラム国」による犯行だと事実上、認めた形だ。ただ、ウクライナや西側諸国の関与の可能性もほのめかし、独自の主張を展開した。

 プーチン氏は「誰が命令したかに関心がある」と述べ、首謀者はほかにいるとの考えを示した。その上で、今回のテロが「2014年以来、ウクライナの政権の手で、ロシアと戦ってきた者による一連の試みと関連がある可能性がある」と語った。ウクライナや西側諸国が事件の背後にいた可能性があると訴えた。

 「イスラム国」がテロを実行したことは認めつつも、「ロシアを攻撃することに本当に関心があるだろうか」と疑問を呈した。一方で、ウクライナや西側諸国がテロの背後にいたという想定は、テロが「(ロシア)社会にパニックをまき散らし、ウクライナにとって、すべてが失われたわけではないと自国民に示す」ことになり、「極めて論理的」な説明だとも主張した。

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